建築用語が語源 その2
投稿日:2020.08.01
8月1日現在でブログを書いていますが、ついに梅雨が明けました。
結局7月が梅雨で終わった感が否めないです。
そして今年の7月は台風の発生がなかったらしく、1951年からの統計史上初の事らしいです。
コロナウィルスや長引いた梅雨で、あっという間に8月になった様に感じる方も少なくないのではないでしょうか?
今年の漢字は「病」か「密」ではないかと個人的に思っています。
今回は豆知識というか雑学シリーズです。
以前にも「建築用語由来の言葉があるよ」という話をしましたが、その第二弾をご紹介したいと思います。
「几帳面(きちょうめん)」の語源
割とよく聞く言葉だと思います。意味を御存じの方も多数いらっしゃるとは思いますが「真面目な、正確な、規則正しい」といった意味があります。
「几帳(きちょう)」というのは間仕切り用の布製屏風の事です。
それを支える柱は細かく隅を削ったり、細工を施したりしたのですが、これを作るには、かなり正確な技術が必要です。
その柱の事を「几帳面」と呼びました。
その事から、丁寧で正確な事を「几帳面」と呼ぶようになったとの事です。
「釘を刺す」
聞くと言えば聞く言葉です。日常会話の中に登場する機会は少ない気もしますね。
意味としては「念を押す」ですが、こちらは「建築用語が語源ですよ」と言えば「でしょうね」と思われる方も多いのではないでしょうか。
そもそも日本の建築は釘を使っていませんでした。
木材に「凸」と「凹」を作ってくさびで止めるという建築方法です。
それがいつしか、固定用に「念のため」釘を打つようになり、念を押す事を「釘を刺す」という様になったのと事です。
「蔑む(さげすむ)」
こちらの言葉が会話に登場する事は滅多にない様な気がしますね。
意味としては「見下す、軽蔑する」という内容になります。
使用例を挙げるならば「なんかバリ蔑んだ目で見られたんやけど」とかでしょうか…。
こちらの言葉も建築用語が語源と言われており、「下墨(さげすみ)」から来ているとの事です。
「下墨」とは、柱などの傾きを調べるのに使う、おもりの付いた墨縄(すみなわ)事です。
大工がこれを垂直に下げて傾きを調べる事から転じて、人を見下す事を「下墨」と言う様になり後に動詞化して「蔑む」の漢字が当てられたとの事です。
以上が今回の語源でした。
語源には諸説あるので、別の説もあるかもしれませんが、一説という事でご紹介しております。
建築用語は多いです。
前にも少しご紹介しましたが、同じ意味で違う言葉というのも中々厄介で、同じ事を言っているのに違う音になるので混乱する事もあります。
例えば「シュンコウは来週の木曜日です」と「来週の木曜日にカンコウです」は同じ意味ですが分からないと「来週の木曜日に、何かが同時にあるの?」となってしまいます。
たまにあるのが、言葉を使っている人がイメージで意味を変えている場合です。
上記の「シュンコウ」と「カンコウ」は「竣工」と「完工」ですが、現場の種類に合わせて使い方を変える方もいらっしゃいます。
結局、大切なのは言葉の知識もそうですが「意思の疎通」が大事であるという事です。
マイホームの窓口では、そんな形にならない事もサポートできます。
家が完成するまでがお付き合いですので、お力になれる機会は多いと思います。
少しでも参考になれば幸いです。