理想的な予算の組み方
投稿日:2020.11.03
マイホームの窓口祇園店 溝渕です。
今回は「予算の組み方」を簡単にご説明したいと思います。
とは言え、予算の組み方は個人によって違うので、あくまで一例です。
こちらでご紹介させていただく事が全てではないので、ご了承ください。
家を購入するとなると
「どの位の金額をかけていいのか分からない」
「何からすれば良いか分からない」という声をよく耳にします。
それもその筈で、家と同等の金額の物を購入するという事は一般的に、あまりありません。
それに付け加え、家の購入となると各種税金や住宅ローンを使う方は長期のローンに不安を覚えたりします。
無理もない話です。
しかし、その不安の正体は「分からない」という感情から来ているものですので、理解さえしてしまえば不安も多少緩和する筈です。
今回は「理想的な予算の組み方」という事がテーマのブログですので「分からない」を払拭する事はできないかもしれませんが、
それを踏まえた上で「こういう予算の考え方が良い」と個人的に思う考え方をお伝えできればと思います。
前述しました通り、一例ですので「こうしなければならない」という訳ではありません。
参考程度にして頂けると幸いです。
一般的には「住宅ローンは年収の25~30%程度」と言われています。
住宅ローンをご利用になる方が大半といってもいい家の購入。
そうなった時、最初に考えなければならないのがご自分の「年収」です。
上記のパーセンテージは「総支給額」に対してのパーセンテージです。
源泉徴収票に書いてある一番大きな数字を対象に考えましょう。
例えば年収が350万円であれば、その25~30%=87.5~105万円となります。
年収から算出した数字ですので単純に12で割ると月々7.3~8.8万円程度の返済額に収まる様にすると良いという訳です。
住宅ローンに換算してみましょう。
金利0.9%、35年のローンを組んだとして、大体ですが2,650~3,150万円という計算になります。
「借りる事ができるかどうか」は別問題です。
それは審査をしてみないと分かりません。
年収350万円の方が3,150万円を借りる事ができるともできないとも言えません。
ただ、個人的には年収350万円の方に3,150万円は少し払わせ過ぎという気がしないでもないです。
あくまで個人的な意見としては25~27%位が理想的だと思います。
住宅ローンの金利は1%前後が多いです。
金利を1.3%で計算すると3,150万円は月々およそ9.4万円程度になってしまいます。
逆に0.5%で計算すると8.2万円程度に収まります。
ご用意のある方はこれにプラス自己資金といった形で総予算が設定されます。
要は予算の枠組みは金利や支払い年数によって大きく変わるという事です。
前述した通りの話ではありますが、ここに個人差が出ます。
生活レベルや趣味、お子様の人数や習い事などなど個人によって全然違いますし、ご職業や勤続年数などによって銀行から提示される金利等の条件も異なります。
それに応じて、家にかけて良い金額も変わってくるという訳です。
よく聞くご意見ですが「家の支払いに追われる生活は嫌」というお言葉があります。
そうならない為に「家にかけても良い金額」を把握する第一歩は「ご年収に応じた計算と生活に使える金額の把握」になってきます。
ここでポイントになるのが「将来に向けての貯蓄」という所です。
何にどの位かかるかを把握し、それに向けて月々いくら位の貯蓄をしなくてはいけないかを把握しておくのは意外と重要なポイントです。
例えば「5年後に200万円の車に買い替えたい」という方は
5年後=12×5=60ヶ月の中で200万÷60=3.3333万円となるので、月々約3.4万円は5年後の車のために貯蓄しましょう。
という考え方です。
大きな所で言うと「教育資金」「老後の資金」という2つのために貯蓄は重要と言われている訳ですが、明確なイメージを持って貯蓄されている方は多くいらっしゃいません。
当然と言えば当然です。
どの位かかるか、またどの位貯蓄しておけば良いのかの基準は個人によって違うのですから。
マイホームの窓口では、それを明確にするために「ライフプラン」をオススメしております。
それを受けていただければ、家にどの位の金額をかけて良いかが分かるだけでなく、今後の生活の中で支出が多くなるタイミングやそれに向けての対策もお話できます。
無料ですし、それを受けたから何かしなくてはいけないという事もございませんのでご安心ください。
是非、ご自分の将来のために活用していただければと思います。
また長くなってしまいました…。
少しでも参考になれば幸いです。