断熱グレード
投稿日:2021.03.03
マイホームの窓口祇園店 溝渕です。
最近、夜中にコンビニへと行く時に感じたのですが、かなり寒さが和らいだような気がします。
日中は、着込まなくても大丈夫ですし、春ももうすぐそこという気がいたします。
暖かくなるのはいいのですが、最近、春と秋が短い様にも感じますので、すぐに夏の様になるのでしょうね…。
暑いのは苦手なので、この気候を今のうちに楽しんでおこうと思います。
今日は「暑い」や「寒い」を跳ねのける「断熱グレード」というものについて簡単にご説明していきたいと思います。
「断熱グレード」というと耳に馴染みが無いように聞こえるかもしれませんが、このブログにも記載している「断熱について」の内容と大差ありません。
しかし、聞いた事がない事というのは、なんだかまったく新しい事の様に聞こえてしまうという事もありますので、簡単にご紹介しようというのが今回の趣旨です。
2009年に「2020年を見据えた住宅の高断熱化技術開発委員会」という団体が発足しました。
略称として「HEAT20」と呼称されます。
HEAT20は長期的な視点で住宅における更なる省エネルギー化を図り、居住者の健康維持や快適性向上のために断熱がいかに大事かというのを啓蒙したり、その技術を開発したりする事を目的とした団体です。
何故わざわざそんな団体を…?という疑問も出てくるでしょうが、それは以前のブログを読んでいただけると幸いです。
そして、そんなHEAT20が推奨基準として設けているのが断熱グレードです。
断熱グレードとはuA値を基として、ある一定以上のuA値にランクを付け、分かりやすく可視化したものです。
ランクは最高ランクが「G3」次いで「G2」、そして高性能と評判の「ZEH+」がG2の下に入り、その下に「G1」が来るといった形になっています。
そしてG1の下に「ZEH」が入り、その下が「H28年省エネ基準」というランク付けになっています。
H28年省エネ基準は、2020年から義務化される予定でしたが、延期になってしまいました。
ですので、「高性能な断熱による住み心地の良さを求めたい」という方は、国が定めた基準に頼るというより、HEAT20が定めている高ランクな断熱性を求めた方が、「家を建てる」という事を「効率の高い投資」という意味として捉える事が可能という事ですね。
とはいえ、G3を目指すと建築コストはかなり高くなってしまいかねません。
一つ下のG2でもかなりの高性能です。
正直、広島に住むのでしたら、そこまでしなくても…というのが個人的な意見です。
では、ちょうど良い所はどこなのか?
これは、実際に窓口に来ていただき、お客様のご意見をお聞かせいただきつつ、その方に合わせてちょうど良い性能を持つ建築会社をご紹介させていただくのが良いと思っています。
是非、一度マイホームの窓口をご利用になってみてください。
少しでも参考になれば幸いです。