耐震基準の今と昔
投稿日:2021.05.14
マイホームの窓口祇園店 溝渕です。
ゴールデンウィークも終わりましたが、去年に比べると肌寒いかなと思っていたのに急に暑くなってきましたね…
コロナウィルスの変異株も猛威を振るっています…
広島でも2度目の緊急事態宣言が発令されるという報道を目にいたしました。
何にせよ体調管理に気を付けたいと思います。
ここ1年ですっかり生活様式が変化しました。
一部ではコロナウィルスは時代を5年程度進めたという意見も出ています。
その変化ほどではありませんが、最近、住宅の方でも「今」と「昔」を感じる調査結果が出ておりましたので、参考までにご紹介したいと思います。
日本木造住宅耐震補強事業者協同組合という団体があります。
「木耐協」と呼ばれています。
こちらの団体が依頼のあった1950~2000年5月までに着工された建築物(2階建以下の木造在来工法)について、診断結果を発表していました。
大体、築21~71年の物件という事になりますね。
それによると、全体の8割超が現在の耐震基準を満たしていない事が分かりました。
耐震診断の結果を見てみると、大きな地震で「倒壊しない」という診断されたのが1.3%、「一応倒壊しない」が7.2%、「倒壊する可能性がある」が16.9%、「倒壊する可能性が高い」が、なんと74.6%という結果だった様です。
耐震基準は「1981年6月」と「2000年6月」の2度にわたって大きく改定されています。
昔の古い基準で建てた建物の9割超が現在の耐震基準を満たしていないという事ですね。
何が言いたいのかと申しますと
「リフォーム・リノベーションは耐震診断が必須ですよ!」
という事です。
中古住宅を購入したり、古くなったご実家だったりをリフォーム・リノベーションするという選択肢を検討されている方も少なくないと思います。
そんな中、いわゆる「ホームインスペクション(住宅診断)」を実施する事は必要な費用として考えなければいけません。
中をキレイにするだけがリフォームやリノベーションの役割ではありません。
勿論、新築であれば現在の耐震基準を満たしているので選択肢に入れても良いと思います。
状況によっては、新築の方が税金、ローン、総費用でメリットが出る事もあります。
とはいえ、どうすれば良いか良く分からないというご意見も少なくないと思います。
そんな方は是非「マイホーム窓口」まで、ご相談ください。
現状やご希望をお聞かせいただいた上で、選択肢を絞るお手伝いができますし、ご納得いただければ、そのまま方向性のご提案も可能です。
まだまだ先の話だから、ちょっと気が引ける…という方も歓迎です。
後に活かせる知識として、情報をご提供だけさせていただきます。
少しでも参考になれば幸いです。