注文住宅をローコスト(1,000万円以下)で建てる方法をご紹介!
投稿日:2020.08.28
一生に一度の大きな買い物であるマイホームの購入。
その中でも家の予算が無制限にある方はほんの一握り。
人生では、家を持つことだけでなく、教育費や車購入、老後の費用など色々なことにお金がかかりますよね。
ちなみに、土地購入なし注文住宅相場の全国平均は、3,073万円で自己資金額は649万円となっております。
家づくりって本当にお金がかかるのですね。
一方で、出来る限り無駄を省いてコストカットをし、1,000万円以下の注文住宅(ローコスト住宅)を建てることも可能です。
ローコスト住宅の一番のメリットは、ローンの審査が通りやすく、月々の返済金額が少ないことがあげられます。
では、ローコスト住宅を実現するための家の特徴や気をつけるポイントについて、みていきましょう。
注文住宅の建築予算を抑えるためには複数社に見積りを
家の建築費用は、材料費、人件費、そして諸経費からなっています。
そして、選択やグレードにより、価格が大きく変わってくるのが、外壁、屋根、間取り、設備(キッチン、浴室など)、住宅性能(省エネ、断熱など)、内装デザイン、収納です。
まずは、同じ床面積、間取り、住宅性能、仕様で複数社から相見積りをとりましょう。
それにより、それぞれの価格や特徴を比較検討することができます。
見積りの一般的な項目は、以下になります。
●建物本体価格・・・標準仕様の坪単価で計算される価格
●オプション価格・・・設備、間取りなどの変更により追加される価格
●付帯工事価格・・・外構工事、電気・ガス・水道の引き込み工事など
●諸経費・・・建築確認申請費用、登記費用など
これらの4項目は必ずかかる費用ですが、会社によっては建物本体価格のみを出していて坪単価を安く表示しているところがあるので注意が必要です。
どこまでが、標準仕様になり、オプションはどのくらいの価格になるのか確認しましょう。
オプションを選ぶことにより、値段がグンと跳ね上がることがあります。
見積りを依頼するときに、会社には予めに「1,000万円以下の予算で」と伝えておくと良いでしょう。
複数社を見積りするときには、ネットや口コミなどの評判を調べ、見積りの説明は詳しく聞いて疑問点や不安を質問して解消しておきましょう。
建てる前に知っておきたい!ローコスト住宅のデメリット
一般的にローコスト住宅とは、坪単価40万円以下、または建物価格が1,000万円台の家を指します。
安さの理由は、シンプルな家の形と規格化された間取り、そして、使用する建材や住宅機器を一括に大量に仕入れすることにより、安価な仕入れを可能にします。
建築現場での組み立て作業を省略化することにより、大工の手間をなくし工期を短縮し、人件費をカットします。
木造住宅の一般的な工期は、4~6か月かかりますが、ローコスト住宅は、2~3か月と短くスピード感があります。
また、モデルハウスを持たず、広告費に費用をかけていないのも、安さを売りにできる秘訣です。
デメリットは、規格化された間取りやデザインのために自由度が少なく柔軟性に欠ける点です。
シンプルな住まいを希望されている方は良いのですが、こだわりがあったり、デザイン性の高い住まいを希望されたりする方にはマッチしません。
また、外壁の塗装や設備機器、仕上げ材のグレードも抑えられており、生活する上では問題がなくても、ローコスト住宅の標準仕様は、大手のハウスメーカーの標準よりも低くなります。
実際の機能性や質感などに、自分が思い描いていたものと違う場合があることを想定しておく必要があります。
また、ローコスト住宅の採用されている断熱材は安価なグラスウールが多く、湿気に弱いという特徴があります。
工事する際に、気密施工と湿気対策が十分でないと壁の内部で結露が発生してしまい住宅寿命にも影響が出てきます。
冷暖房費のランニングコストも多くかかってしまうので、建築費用は安くても維持費に費用がかかってしまうケースも否めません。
シンプルな家づくりはローコスト住宅の強い味方
1,000万円以下のローコスト住宅の家づくりにおいて、シンプルな外観、屋根の形状、間取り、デザインが主となります。
まずは、建物の形状は、シンプルは四角の家。凹凸がある家より、壁の面積が少なくなり、それに伴って使用材料が減ります。
凹凸がある家は、コーナーが多くなり細かい作業が必要になったり、材料にロスが出たりするので、人件費や材料費が必然的に高くなっていきます。
また、平屋は屋根や基礎工事の範囲が広くなり、同じ床面積でも総2階の家の方が価格を抑えることができます。
間取りは、部屋数を多くすると、その分、壁の量やドアの数が増えて、照明や建具も必要になってくるので、間仕切り壁を少なくした広めの部屋を少なく設けることがコストダウンにつながります。
屋根の形状も、価格に反映されます。ローコスト住宅で多く適用されるのが、切妻屋根と片流れ屋根です。
切妻屋根は、一般的な二つの折れた形状をしており強く雨漏りしにくいのが特徴。
片流れ屋根は、一方向に傾斜がる一面の形状の屋根となり、雨漏りしにくく一つの屋根になるので雨どいも少なくてすむ特徴があります。
水回りも、バス・トイレ・キッチンをまとめて近くの場所に配置することにより、配管コストがおさえられて、家事動線もスムーズになるメリットもあります。
また、部屋の種類も和室を無くして、全て洋室に。
和室を造ると、畳や障子など和室にしか使わない材料が出てくるので、その分コストが上がります。
畳のスペースが、どうしても欲しい場合は、フローリングの洋室に畳マットを敷く方法もあります。
シンプルな作りが好みの方に、実現しやすいのがローコスト住宅といえるでしょう。
1,000万円以下の注文住宅を実現するために気をつけるポイント!
安いけど、丈夫ではなく不安要素が大きな家では、マイホームのメリットが感じられません。
そのようにならないために気をつけるポイントは、「アフター保証」について、しっかりと確認しておくことです。
家を建てたあとに、もし、不具合がおきたとしても「アフター保証」があれば安心です。
保証内容は、状態や原因、不具合が起きた場所によっても異なりますが、ハウスメーカー、工務店では独自の保証約款があるので、工事契約をする前に、保証約款を忘れずに確認しましょう。
また、値段を安くするために、強引な値引き交渉はひかえましょう。
ローコストをうたっているハウスメーカーや工務店は、宣伝費や人件費を削り、一括で材料を仕入れて金額的にギリギリで提供しているので、さらに値引きするゆとりはありません。
そこをさらに押してしまうと、材料の品質を落ちたり、工期を短くして人件費を減らすことにより、急いだ雑な作業になってしまう恐れがあります。
安くなっても、品質が悪く「安かろう悪かろう」の家になってしまっては意味がありません。
1,000万円以下でも、安心で快適に住める家づくりを実現していきましょう!
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また、1,000万円以下の住宅を希望される際に、不安なことや疑問点などございましたら、小さなことでもマイホームの窓口にご相談ください。
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