防音性を重視するなら、構造よりも「間取り」を重視
投稿日:2020.09.08
二世代住宅やマンション購入の際、隣や上下の生活音に悩まされたり、反対に迷惑をかけたりする場合があります。
騒音トラブルとは無縁の暮らしがしたいもの。
せっかくマンションを購入したのに、騒音トラブルで悩むのは困りますよね。
そこで今回は、賃貸でも防音性の高い間取りについてご説明します。
入居後の工夫で防音性を少しでも高められるコツもお伝えしますので、ぜひ参考にしてみて下さい。
気になりやすい生活音とは?
日々の暮らしで気になりやすい生活音はさまざまです。
具体的に、気になりやすい生活音をご紹介します。
●洗濯機や食洗機の振動音
洗濯機や食洗機は毎日使うものです。使用時に発生する振動音は、気になりやすい生活音のひとつとなっています。
洗濯機や食洗機などは一定の時間作動するため、遅い時間に作動させると音だけでなく振動まで隣接する部屋に響きます。
共働きの家庭などでは夜中に洗濯をするという習慣があるという人も少なくありませんが、洗濯機がある部屋の真上が子ども部屋で、夜中に洗濯できないと困る場合があるため、設計時に注意しておきましょう。
●エアコンの室外機
夏場や真冬などは、リビングや寝室で長時間エアコンをつけっぱなしにするというご家庭も多いかもしれません。
深夜などの静かな時間帯では、室外機の音は意外と大きく響いてしまいます。
室外機の音が気になって眠りが浅くなり、間取りのプランニングに失敗したと感じるケースも多いです。
●水回り
キッチン・トイレの排水音や入浴中の音など、水回りの音は一番気になる生活音と言っても過言ではありません。
これらの水回りの近くに家族の寝室があると、寝ているところを起こしてしまうのではと気になってしまい、気を使って生活する必要があります。
●子どもやペットの足音
子どもやペットは、元気に走り回ったり歩き回ったりすることが多く、足音はかなり大きく響きます。
リビングの下に寝室がある、子ども部屋の隣に寝室があるといったケースだと、子どもの足音や声が大きく聞こえてきてなかなかリラックスして過ごすことができないという場合があるため注意が必要です。
騒音問題の解決策
自分の住む部屋と隣接する部屋がどのように接しているのかによっても、防音性能は大きく異なります。
せっかくいい部屋を見つけたとしても、近所のご家庭の生活音に悩まされたらどうしますか?すぐに引っ越すという訳にもいきませんよね。
そこで、隣接している部屋の生活音が気にならないための解決策をご紹介します。
■隣との境界に押し入れなどがあること
自分の部屋と隣の部屋の間の壁が、互い違いのクローゼットになっている場合、双方の間に分厚い防音壁が入っているようなもので、木造であってもかなり高い防音性を発揮します。
壁一枚で接している物件とは明らかに違い、さらに布団などが入っている場合は、音を吸収してくれます。
■隣戸と接する壁にテレビを置く
隣の部屋と接する壁にテレビなどのAV機器を置くと、隣からの音は気になりません。
また、テレビの音は前に向かって出るので、自分のテレビの音が隣の部屋への迷惑になることも比較的少ない傾向にあります。
■床にカーペット、ラグ、マットなどを敷く
床にカーペット、ラグ、マットなどを敷くことにより、子どもの足音、椅子を引く音などが階下に響くのを防いでくれます。
厚手の敷物を敷くことにより、何も敷いてない状態と比べて格段に音を吸収し、階下に響くのを緩和してくれます。
■厚めのカーテンを使う
最近のカーテンにはさまざまな機能があります。
厚手の遮光カーテンなどを使うと、強すぎる日差しをシャットアウトしたり、窓の外からの騒音をやわらげたりすることができます。
さらに、断熱性もアップし、エアコンの効きがよくなるという効果も期待できるためおすすめです。
■管理会社へ連絡する
対策を十分に行っても解決策が見つからない場合は、賃貸管理会社に相談して見ましょう。
実は管理会社へのクレーム対応依頼で最も多いのが、近隣騒音に対するものです。
例えば、友人を毎日毎日、部屋に呼んで、酒盛りして騒ぐ住人には、管理会社は強く指導と改善を要求することができます。
しかし、人によって音に対する受け止め方は違いがあり、賃貸マンション、アパートという共同住宅では近隣騒音とのクレーム言ったとしても、生活音の場合は完全に防止することは不可能です。
通常の生活音、例えば、テレビの音や電話をする声でも気になるなんてことになると、管理会社からお隣の住人に注意したとしてもなかなか改善できるものではありませんよね。
そのため、マンションを選ぶところから騒音問題を頭に入れておく必要があります。
住民層でマンション内のムードが決まる
マンション内には、子育て中のご家庭や単身世帯、セカンドライフ世代のご夫婦など、さまざまな価値観の人たちが同じ建物内に生活しています。
そのため、ときには生活スタイルの違いからトラブルが発生するのも無理はないですよね。
住民同士がお互いに気兼ねせず暮らしていくためには、事前にマンションに住む人達にどのような層が多いのかを確認しておくことをおすすめします。
より静かな環境を望む場合、単身世帯やDINKS、セカンドライフ世代が多いマンションを候補に入れましょう。
また子育て中の家庭には、同じ状況にいる家庭の多いマンション、ペットと暮らしている家庭には、ペットに寛容な雰囲気のマンションが暮らしやすいと言えるでしょう。
自分のライフスタイルに合わせた選択をすることにより、トラブルを回避することができます。
また、二世帯住宅の場合、玄関を吹き抜けにすると開放感はありますが、それだけ声や音が2階にまで通りやすくなってしまいます。
できるだけ話し声や足音などが響きにくくするために、
「玄関や水回りから遠いところに寝室を設置する」
「階段や廊下など人が移動する場所の下に寝室を置かない」
などの工夫をしながらプランニングしていくことが大切です。
まとめ
多くの方が気になる「音」の問題。全てを解消することは難しいかもしれませんが、間取りを工夫することにより、気になる音を軽減することができます。
注文住宅であれば間取りやレイアウト、さらには基本的な構造に関して高い自由度があるため、注文する際に対策を行いましょう。
騒音問題に悩まされることなく、快適な生活を送りましょう。
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