屋根材の適切なメンテナンス方法とは?
投稿日:2020.09.19
新築の間取りや外観は決まったけど屋根材をどれにしよう?と迷ってしまう方もいるかもしれません。
屋根材にはたくさんの種類があり、屋根材は住宅のデザインへの影響はもちろん、風や雨から住宅を守る重要な役割を担っています。
自分好みのデザイン、その家に合った屋根材を把握するためにも、各屋根材の特徴を確認しておきましょう。
今回は、そんな屋根材についてご紹介します。
屋根に求められる役割とは?
屋根のメンテナンス方法をご説明する前に、屋根材にまつわる基礎知識を解説します。
住宅において、屋根は雨風を防ぐために最も重要な役割を担っています。
近年ではスレート瓦やガルバリウム鋼板など多種多様な屋根材が豊富に取り揃えられ、耐震性や防音性、断熱効果などの機能性が重視されるようになってきました。
また、屋根は住宅で最も厳しい環境にさらされる部分です。
暮らしを快適にするための機能や見た目の美しさに加え、屋根材自体の耐久性も必要な要素となります。
屋根材には実に様々な種類があり、あなたが求めるものや住宅の環境などによって最適な屋根材は異なるため、この記事を参考にして、住宅にあった屋根材を見つけましょう。
屋根材を選ぶときはここを見よう!4つのチェックポイント
屋根材には実に様々な機能や種類があります。
屋根材を選ぶ際に注目すべき10のポイントについてご説明します。
1.耐久性
屋根は常に雨風にさらされているため、過酷な環境にも耐えられる丈夫さが重要なポイントとなります。
お家を脅威から守るためにも、屋根材の耐久性がどれくらいなのかについては必ず確認しておきましょう。
2.遮熱・断熱性
屋根は雨風だけでなく、紫外線や熱からも家を守るという役割があります。
夏の暑さや冬の寒さを軽減し快適な室内環境を保つためにも、遮熱・断熱効果があるかどうかをチェックしておきましょう。
3.防音性
屋根の素材によっては、強い雨が降ると音が反響してしまう種類もあります。
屋根材の防音性についても重視したいところです。
4.防水性
住宅にとって最大の天敵は「水」だと言われています。
内部への水の浸入を防ぎ、家を長持ちさせるためには屋根の防水性は必要不可欠です。
屋根材の種類によっては、防水機能が数年で切れてしまうものもあるため、メンテナンス方法についても確認しておきましょう。
屋根形状の種類を問わないメンテナンス方法
快適な暮らしを長く維持するために、屋根のメンテナンスは大切な要素となります。
屋根の耐用年数は使用されている屋根材により大きく異なります。
建築から15年ほど経過しているのであれば、一度状態をチェックしてみることをおすすめします。
外部に依頼する場合も、悪徳業者に騙されないためにも、修理の費用相場や工法についてチェックしておきましょう。
●部分修理
瓦の一部が飛んでしまった、雨樋が壊れたといった部分的な補修をご説明します。
屋根の一部が破損している場合、瓦であれば取り換えるか、隙間を埋めなければなりません。
ひびや穴を埋めるゴム状の材料を「コーキング」と呼び、材料費だけなら数千円ですが、業者に依頼すると人件費が加わって10~20万円ほどの費用が発生します。
板金(棟の頂上や端を保護する部分)が壊れていると、そこから雨水が侵入して雨漏りの原因となってしまいます。
板金や雨樋いといった大きい部材の交換には20~30万円ほどかかるため、強風や雪・ひょうなどにより屋根が破損した場合は、火災保険が適用できるかどうか業者に確認しましょう。
(ただし、修理費用が20万円以下であったり、破損から3年以上経過していたりすると保険の適用は難しいようです。)
●雨漏り
「雨漏り」にはさまざまな原因があります。
瓦の一部が破損していたり、屋根材が浮き上がったりしていると、その隙間から雨水が侵入してしまいます。
雨漏りは「板金」の劣化が原因であることが多いため、板金の素材にはガルバリウム鋼板などの錆びに強いものを選ぶことが重要なポイントです。
屋根全体が古くなっている場合、部分的に補修してもまた他の箇所に雨水が流れてそこから雨漏りが発生する可能性があります。
どこが雨漏りの原因になっているかを見極めるのは、素人には難しいもの。
無理せず専門の業者に相談しましょう。
しかし、なかには適当にコーキングを済ませる業者もいるため、実績があって原因の箇所を写真に撮って提示してくれる誠実な業者を選ぶようにしましょう。
経年劣化がひどければ、部分的な補修よりも葺き替えを検討することをおすすめします。
●葺き替え
下地から素材まで、まるごと屋根を取り換える作業を「葺き替え」と言います。
屋根の損傷が激しい場合、葺き替えを検討してみましょう。
屋根を新しいデザインにすることで、家の外観イメージをガラッと変えることができます。
下地部分の防水や野地板まで修繕するため、家の寿命を延ばすことにもつながります。
新しく付け替える屋根には、スレート屋根や金属屋根がよく採用されており、スレートや金属の屋根は軽量なため、家の耐震性を上げることが可能です。
屋根が軽いほど、家の重心が安定し、地震により家屋が倒壊する危険も小さくなるというメリットがあります。
特に金属屋根の場合、強風で飛ばされるリスクも小さいため、台風や地震が多い日本では、軽量な屋根にするのは有効な災害対策となるでしょう。
また、葺き替え工事の価格を決めるのは屋根の素材と形状です。
屋根の傾斜が急であったり、形状が複雑であったりすると、施工費用は高くなってしまいます。
安価な素材はスレートですが、耐震性や耐用年数を求めるのであれば金属屋根のほうが良いかもしれません。
また既存の屋根がアスベストを含んでいた場合、別で処理費用が必要となることも覚えておきましょう。
まとめ
本記事では屋根材にまつわる基礎知識やメンテナンス方法をご紹介しました。
屋根材には実にさまざまな種類があり、あなたが何を重視するかによっておすすめできるものも変わってきます。
居心地の良い住まいを実現するためにも屋根材にこだわりながらプランニングして行きましょう。
もし、あなたがどんな屋根材を選ぶべきか迷った時、この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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