注文住宅の間取りで失敗しないためには?
投稿日:2020.09.26
「間取り」は家づくりにおいて、もっとも重要なプランニングのひとつです。
実際に生活することを事前にイメージして、自分たちが住みやすい形・空間とはどういうものかを徹底的に考えることが重要なポイントです。
そんな注文住宅の間取りで失敗してしまった、建ててから後悔したという声をよく耳にします。
部屋の数や広さはもちろん、どのように行き来するか、他の部屋との関連性はどうかなど、具体的に細かくイメージしておかないと、住み始めてから後悔することになるかもしれません。
長く快適な暮らしを実現させるためにも、自分たちが住まいに求める条件を踏まえた間取りを設計しましょう。
今回は、そんな「間取り」に対する不満や失敗例もとに、注意すべきポイントや後悔を防ぐコツをご説明します。
これから住まいづくりに取り組む方はぜひチェックしてみてください。
注文住宅の間取りでよくある失敗例と対策
水回りやリビングなど場所別の間取り失敗例をご紹介します。
これから家を建てるという人は、間取りを考える前によく確認しておきましょう。
リビングの失敗例
- 部屋の大きさと配置する家具の大きさが合わないため、移動しづらい
家を建ててからテーブルやソファーを購入し配置した結果、家具が大きすぎてソファーの後ろやテーブル周りを移動しづらくなってしまった。
- 吹き抜けを作ったら、2階が狭くなった
解放感を求めて憧れの吹き抜けを作ったら、1階から2階にかけての見晴らしは良いものの、そのスペース分だけ2階のスペースが狭くなった。
- リビング階段を付けたら冷暖房効率がダウンしてしまった
おしゃれな部屋に見せられると思い1階にリビング階段をつけた結果、2階との間に仕切りがないので冷暖房効率が悪くなって電気代が高くなってしまった。
浴室・脱衣所の間取りの失敗例
- 浴室とリビングを隣り合わせに配置したら、入浴後の移動をしづらくなった
洗面所とリビングが直通しているレイアウトにしてしまったので、入浴後に浴室から出てプライベートルームに移動する前にリビングを通過する必要がある。
年頃の娘が入浴後に自分の部屋に移動するときに、薄着でリビングを通過しなければならないことに対しストレスを感じている。
- 浴室を2階に設置したが、遊び盛りの子供がいることを考慮していなかった
2階に浴室を配置したが、子供達が外遊びから帰宅したときに汚れた姿のまま玄関から浴室に直行するため、玄関から浴室までの通路がすべて汚れてしまい掃除が大変。
- 外に声が漏れることを意識せずにバスルームを設計してしまった
くもりガラスやフェンスがあれば問題ないと思ってバスルームを道路側に設置したが、子供と入浴中の声が外に聞こえてしまうため、浴室での会話に抵抗を感じる。
キッチンの間取りの失敗例
- 仕切りや壁を作らなかったため使い勝手が悪くなった
キッチンに間仕切りを作らなかったので、ニオイが他の部屋にまで広がってしまう。
それだけでなく、壁や仕切りを作らず開放的にしていたが、突然の来客の際に、キッチンが片付いていないところが丸見えになってしまった。
キッチンの生ゴミを玄関まで持って行くたびに廊下が汚れてしまう生ゴミなどが入った重いごみ袋を玄関まで持って行くたびに、キッチンから玄関までの通路が汚れてしまうため、ゴミ出しのたびに、キッチンから玄関までの汚れの掃除をしなければならない
玄関からキッチンまでの移動距離が長いため、キッチンに勝手口を作ればよかった。
- ベビーゲートの設置面をうっかり作り忘れて、取り付けられなくなってしまった
小さな子供がいるが、ベビーゲートを設置するための対面の壁がなく、ベビーゲートをつけられない構造にしてしまった。
収納やキッチン設備にばかりこだわってしまっていたため、ベビーゲートは設置面がないと設置できないということまで考えていなかった。
間取りの失敗や後悔を防ぐコツ
間取りづくりの失敗を防ぐ共通のコツをいくつかご説明します。家づくりに取り組む前の方も、現在プランニング中の方もぜひ参考にしてくださいね。
①賃貸や今の住まいの不満をチェックする
間取りはデザインにも大きく影響してします。
見た目を優先してしまいがちですが、機能性にも配慮しないと失敗の元になってしまいます。
使い勝手の良い間取りを作るためには、今住んでいる家の不満を解決するアイデアを盛り込んで見ましょう。
「キッチンやお風呂が狭い」
「収納が足りない」
「家事の効率が悪い」
などの不満は間取りの失敗を防ぐヒントになるため、ノートなどにまとめておくことをおすすめします。
なるべく多くの不満・要望をリストアップして、プランに盛り込んでいくのが後悔しないためのコツです。
②自分が住んでいる姿をシミュレーションして考える
各失敗例でも軽く触れていますが、家族全員の行動をなるべくリアルにシミュレーションすることで失敗を防ぐことができます。
朝起きる時間、身支度を整える順番、朝食の準備やゴミだしなど事細かに検討してみましょう。
正確にシミュレーションをすることができれば、今作っている間取りプランの問題点や必要な物が浮かび上がってくるかもしれません。
トイレやコンセントの数、洗面所の位置や勝手口の有無など必要な物を配置しましょう。
また、シミュレーションすることにより、無駄な設備を省くことにもつながります。
ご家族全員でよく話し合い、現在の生活様式と新しい間取りについてプランニングしましょう。
③日当たりや建物との位置関係なども確認
図面や3Dパースで間取りを作っていると見逃しがちな要素ですが、日当たりや周辺道路など周りの環境を念入りに確認しておくことをおすすめします。
そのためには、まず家を建てる予定地を詳しく知ることからはじめましょう。
車や人の交通量、日当たり、周辺の建物との位置関係など、時間を変えて何度も訪れて確認してください。
土地探し前の段階の方は、理想の間取りや室内環境がその土地で実現できるかという観点で土地探しを行いましょう。
まとめ
間取りひとつで満足度の高い家にも不満の多い家にもなります。
部屋の間にあるのが壁か扉かというだけでも動線が大きく変わり、住みやすさにも大きく差が生じることも。
同じ延べ床面積でも、部屋割りが異なると生活の仕方が変わってくるため、間取りは妥協せずにプランニングしましょう。
せっかく注文住宅を新築するのであれば、とことん話し合って納得のいくマイホームを実現させましょう。
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