勾配天井ってどんな天井?
投稿日:2020.10.13
「勾配天井にするかどうか迷っている」「勾配天井にはどんなメリットがあるのかな?」
などの疑問を抱いている方も多いかもしれません。
勾配天井のある家は空間が横だけでなく上にも広がるので普通の部屋とは雰囲気が大きく変わります。
何より開放感が感じられるため、勾配天井を作ることで魅力的な空間を実現することができます。
そこで今回はそんな勾配天井の魅力をご紹介します。
そもそも勾配天井とは?
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「勾配天井」というのはそのネーミングの通り、天井が屋根の勾配合わせて斜めになっている天井を言います。
勾配天井は本来は屋根裏としてデッドスペースになっているスペースを部屋の空間として設計しています。
そのため、勾配天井の部屋と普通の平らな通常の天井とでは部屋の雰囲気が大きく変わります。
勾配天井にするメリットとは
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勾配天井の住宅を建てる前に、まずは「勾配天井」のメリットはどのようなものがあるのかをチェックしましょう。
●開放感が感じられる
勾配天井の一番のメリットは部屋に開放感が出るということです。
同じ広さの空間であっても、勾配天井だとタテ(上部)に視線が抜けるため広く感じます。
開放感を感じられる空間に身をおくことで、ストレスフリーな生活を実現することができます。
やはり開放感のある空間にできることは、勾配天井の一番のメリットと言えるのではないでしょうか。
●部屋を明るくできる
勾配天井の住宅を建てることで、部屋を明るくすることができます。
これは、天井を勾配天井にすることで、高い位置にも窓を付ける事が可能になるからです。
本来であれば窓が付けられなかった場所に窓を設置することができるため、開放感のある明るい印象を与えてくれます。
高い位置に窓があることで、周りの家の影響で明るさを確保しにくい平屋の家であっても家の中に光を入れられるため、
2階リビングの場合はさらに日光が入りリビングが明るくなります。
勾配天井に窓を設けることで、部屋を明るくする時によく使われるトップライト(天窓)に近い効果が得られるというメリットがあります。
●視線が抜ける
勾配天井にして部屋の高い位置に窓をつけることで、視線が空まで抜けるようになります。
さらに、窓の位置が高いため、窓から見えるのはお隣の家など建物ではなく空が見えることが多いのもメリットの一つです。
夜にはリビングの窓から月が見えるので、家族みんなで家の中からお月見を楽しむこともできますね。
●通気が良くなる
勾配天井でできた高い位置に開けられる窓を付けることで、部屋の中の通気が良くなり家の風通しが良くなります。
なぜなら暖かい空気は上へ、冷たい空気は下に動くという特徴があるからです。
そのため、家の一番高い位置に開けられる窓があると、家の中の熱い空気を外に出すことができ、家の中で空気に動きがでます。
より新鮮な空気が家の中に入ってくるようになるため、家の中で風を感じることが出来ます。
開放感を感じたいという方は、勾配天井に窓をつけることをおすすめします。
通常とは異なる勾配天井の照明計画とは?
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勾配天井の間取りを採用する場合、照明計画も非常に重要なポイントとなります。
天井が高い分、床から天井までの距離が開くため反射率が変わります。
また、取りつける天井面が斜めになっているので光のあたる角度も異なります。
天井の形状に合わせて、安全に使うことができ、かつ部屋の雰囲気に調和するデザインを合わせましょう。
■シーリングライト
天井面にぴったりと張り付くようなデザインのシーリングライトは、勾配天井には不向きです。
一般的なシーリングライトは水平な天井に取り付ける想定で設計されているため、無理やり勾配天井に取り付けると落下してしまう危険があります。
どうしても使いたいという場合は、勾配天井専用のシーリングライトも販売されているためそちらを選ぶことをおすすめします。
また、天井が斜めになっている分、部屋を真上から照らせるわけではないので、明かりを部屋全体に届けにくいということも念頭に置いておきましょう。
明るい部屋にしたいという場合は、シーリングライトは避けた方が無難かもしれません。
■ペンダントライト
天井から吊り下げるペンダントライトは、照射角度が床と平行となります。
そのため、勾配天井でも比較的取り入れやすい照明です。
デザインも豊富でおしゃれなものが多いので、来客時にも喜ばれるかもしれません。
ただし、棒状の器具を傾斜がついている天井に斜めに取り付けるのは危険なので、垂直にコードを垂らす構造のものを選ぶようにしましょう。
また、ペンダントライトは重量があるものが多いため、大きな地震の際には落下して割れてしまう危険性もあります。
そのため、床に落下しても割れにくい素材のものを選ぶことをおすすめします。
■ダウンライト
勾配天井にダウンライトを取り付ける場合、床に向けて光が当たるよう調整しなければなりません。
そのため、取り付け面に対して固定されるものではなく、角度を自在に変えられるものを選びましょう。
角度を調整して間接照明のように壁面を照らすとおしゃれな雰囲気の空間になります。
梁が室内に出ている場合は、梁に器具を取りつけるという方法も人気です。
また、勾配天井にダウンライトを取りつけた場合、電球が切れたときの交換も高い位置に上って行う必要があります。
ご家庭にある踏み台や脚立に上って手が届く位置かどうか、確認ておきましょう。
「勾配天井の一番高い位置にダウンライトをつけたけど、自分たちで電球の交換ができない」というケースがあります。
まとめ
画像:https://roomclip.jp/photo/ZBuB
今回は勾配天井のメリットと照明選びの注意点についてご説明しました。
勾配天井は部屋が開放的になるため、家を建てる時にはおすすめの手法です。
特に2階リビングをお考えの方は勾配天井の天井を採用すると雰囲気が大きくに変わります。
勾配天井に合った照明を選び、理想的なリビングを実現させましょう。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
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