内窓とは?二重窓・二重サッシのリフォーム
投稿日:2020.10.24
「冷房や暖房をかけていても、夏になると暑く冬になると寒い」という経験がある人もいるのではないでしょうか。
「冬場は窓の結露がひどくて掃除が大変」という人もいるかもしれません。
実はそのお悩みは、窓を変えるだけで一瞬のうちに解決するかもしれません。
そこで今回は、そんな内窓についてご紹介します。
メリットデメリットを知っておくことで、快適なマイホームを実現させましょう。
窓のリフォームをお考えの方は、ぜひ参考にして見てくださいね。
「内窓(二重窓・二重サッシ)」とは
画像:https://www.order-glass.com/column.html?no=68
「二重窓(二重サッシ)」とは、2組の窓サッシを二列に配置することにより、断熱性を高めた窓のことを言います。
「内窓」は、二重窓の内側にある樹脂製の窓のことを言いますが、二重窓や二重サッシとほぼ同じ意味で使われることも多く、
別名「インナーサッシ」とも呼ばれます。
リフォームの際には、既存の窓の内側に内窓を設置することにより、冬の寒さや夏の暑さを解消することが可能です。
なお内窓(二重窓・二重サッシ)は、省エネ性が高まるだけでなく、防音効果も期待でき、道路や鉄道・空港に近い建物での騒音対策としても効果があります。
引き戸タイプ・内開きタイプ・FIX窓といった開き方のバリエーションが多く、デザインも障子風やステンドグラスなど豊富です。
リフォームで後付けしたい場合でも、既存の窓に合わせて柔軟に商品を選ぶことが出来ます。
二重窓・内窓・二重サッシのメリット
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二重窓(内窓)のメリットを、4つご紹介します。
1. 断熱性
既存の窓と、新設された窓(内窓)との間に出来る空気層が、断熱性能を発揮するというメリットがあります。
既存窓枠の内側にサイズぴったりに設置することにより、気密性・断熱性を高めるという効果があります。
また、最近では、内窓のサッシ枠のほとんどが樹脂製となっているため、金属製のサッシ枠に比べさらなる効果が期待できます。
2. 結露対策
結露は、暖かい空気が冷え、室内温度が変化することによって、室内温度の「飽和水蒸気量」を超えてしまうと結露が発生するという特徴があります。
室内外の温度差が大きければ大きいほど、室内の湿度が高い等の条件で発生しやすくなってしまいます。
二重窓(内窓)を設置することにより、内窓の結露は大幅に減るというメリットがあります。
3. 防音効果
窓ガラスは、壁や屋根と比べると防音性の低い建材です。
そのため、室内外問わず、窓ガラスを通して伝わっている音が響いてしまうことがあります。
二重窓(内窓)を新設する際に、既存窓枠の内側にサイズぴったりに設置することによって、室内の気密性を上げることができます。
気密性を上げることで、音の伝わりを減らすことができるため、防音効果を目的に窓のリフォームを検討する人もいます。
4. 防犯対策
二重窓(内窓)は、防犯対策としての効果も期待できます。
二重サッシ(内窓)にすることで、泥棒に侵入されるまでの時間をより多く稼ぐことができるためです。
泥棒などの不正侵入は、玄関からされるというイメージを持っている人が多いですが、実際は窓ガラスからの侵入が多いというデータがあります。
玄関に比べて、窓ガラスを割るだけでいいので、ピッキングの技術が必要なく、侵入にかかる時間も少なくて済むのが理由だと言われています。
二重サッシ(内窓)を設置することで、最初の一つが割られたあとに更にもう一枚ガラスを割らなければいけないため、侵入時間を遅らせることが出来ます。
さらに、二重サッシ(内窓)に気づかなかった泥棒は想定外のことが起こったため、侵入を諦めるといった行動に出ることも考えられます。
二重窓は侵入に手間がかかるため、泥棒のターゲットから外されやすくなります。
二重窓・内窓・二重サッシのデメリット
前項では二重窓(内窓)のメリットをお伝えしましたが、デメリットを3つご紹介します。
1. 価格が高い
以前は内窓に入っていたガラスは一枚ガラスと呼ばれる単層のものが一般的でした。しかし、一枚ガラスの二重窓(内窓)は結露対策に十分でない、窓際の寒さが和らがないという声を受け、近年では、二重窓(内窓)に納まるガラスは、「複層ガラス(ペアガラス)」が多くなってきたため、それに伴って、費用も上がっています。
断熱フィルム等と比較すると、価格が大幅に高くなります。
2. 開け閉めの手間がかかる
部屋の掃除や空気の換気などで窓を開ける際に、2つ窓の開け閉めをするためその分の手間がかかってしまいます。
メリットを重視し、検討した上で設置したという人は「手間」だと感じないかもしれません。
しかし、なんとなく取り付けてしまったという人にとっては大きな手間となります。
3. 窓の外側の掃除が大変
二重サッシ(内窓)にすると、外側の窓の掃除に時間がかかってしまいます。
内側に窓がつくため、取り付ける前までは届いていた場所に手が届かなくなることがあり、家の外にでないと窓が拭けないといった状況になる場合もあります。
内窓のガラスの種類
内窓のガラスの種類をご紹介します。
- 単板窓ガラス…3mmや5mmなど厚みにより価格に差があります
- ペア(複層)ガラス…複数枚の板ガラスを重ね、その隙間に空気層を作った商品
- 防音合わせガラス…複層ガラスの間に防音特殊フォルムをはさみ、防音を強化した商品
- 高断熱複層ガラス…複層ガラスの室内側ガラスにLow-E金属膜をはさみ、断熱性を高める
- 遮熱高断熱複層ガラス…Low-E複層ガラスではあるものの、高断熱複層ガラスよりもさらに高い断熱効果が得られるのが特徴
単板窓ガラスだけでも効果が感じられ、快適な生活を手に入れることが出来ます。
さらなる防音、断熱、遮熱性を求めるのであれば、ペアガラスや高断熱複層ガラスを内窓に設置しましょう。
まとめ
今回は、二重窓へのリフォームを考えている方に役立つ情報をご紹介しました。
二重サッシ(内窓)は、既存の窓サッシに取り付けられるものが多く開発されているため、取り付けにかかる工事時間も少ないので、工事音が気になるという人にも安心です。
防犯、結露、寒さ・暑さ、騒音などにお悩みの方は二重窓リフォームを一度検討してみてはいかがでしょうか。
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